日産自動車は14日、サトウキビなどを原料とするバイオエタノールを使った燃料電池車の開発を進めると発表した。走行時に二酸化炭素(CO 2)をほとんど排出しないのが特長。バイオエタノールによる発電システムを搭載した自動車はなく、2020年ごろの実用化を目指す。
月別: 2016年6月
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西日本鉄道(福岡市)は7日、6月末に取得する福岡市中央区天神1丁目の「毎日福岡会館」について、近接する水鏡天満宮も含めた一帯約2・6ヘクタールを「ホテル・オフィス」ゾーンとして関係地権者と共同開発する計画を明らかにした。周辺で同時並行して進む他の再開発施設と地下通路で結ぶ案も検討している。九州最大の商業地、天神を再構築する「天神ビッグバン」が一段と加速する。
地下通路で直結構想、水鏡天満宮は移設も
市が募集する天神地区の西側にある旧大名小(中央区大名2丁目)の跡地利用についても、複合施設の建設計画で応募する方針を明らかにした。跡地は約1・2ヘクタールある都心の「超優良物件」。西鉄グループの老舗ホテル「西鉄グランドホテル」に隣接しており、同社は宿泊、商業、オフィス、憩いの場を併せ持った計画を7月下旬に提出する。
天神地区の東端にある毎日福岡会館の西側には、一帯を南北に貫く複数の道路があるが、道幅が狭く、街づくりのネックにもなっているのが現状。このため、再開発に合わせ、行政と連携して道路を付け替える案も浮上している。
会館一帯の再開発に合わせ、「天神」の地名の由来となった水鏡天満宮については「地域の歴史・文化を顕彰する」(地権者)ため、ビルに囲まれた現在地から会館と入れ替える形で那珂川沿いの目立つ場所へ移設する案も出ている。
西鉄は、会館取得を天神再開発の「布石」(幹部)と位置づけ、既に水鏡天満宮も含めた関係地権者と勉強会を始めている。西鉄は会館の東側で、市の水上公園の再整備も進めており、7月15日に開業する。
西鉄は、天神に所有する「福岡ビル」と、隣接する商業ビル「天神コア」「天神ビブレ」の一体開発を計画中。毎日福岡会館や旧大名小跡も含め地下通路で結ぶ検討では、市に開発を働きかける。
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JR東日本は8日、山手線原宿駅(東京都渋谷区)に新たな駅舎を建設すると発表した。2020年に行われる東京五輪・パラリンピックの旅客鉄道輸送分野で同社がオフィシャルパートナーとなったのに合わせ、五輪に使う競技場などの周辺で行う駅改良工事の一環。年内にも着工し、五輪開催前に使用を開始する。
1924年に建設された現在の西洋風の駅舎は老朽化が進み、バリアフリーの設備も不十分なため、その南側に2階建ての新駅舎を整備する。JR原宿駅の出入り口はこれまで、若者でにぎわう竹下通りに近い「竹下口」と、渋谷寄りの「表参道口」の2カ所だったが、新駅舎では「明治神宮口」を加えて3カ所とし、乗降客が集中する週末や年末年始などの混雑を緩和する。
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三井物産と三井不動産は8日、東京都千代田区に両社が所有する3棟のビルを一体的に建て替える総延べ床面積約36万平方メートルの大規模再開発事業「(仮称)OH-1計画」の起工式を行い、概要を発表した。
大手町1丁目2番地区に約6000平方メートルの大規模緑地を設ける計画で、2棟のオフィスビルを中心に皇居の水と緑や将門塚とも連なる。
オフィスビルは地下5階地上31階建て(高さ約160メートル)のA棟と地下5階地上39階建て(高さ約200メートル)のB棟で、三井物産は東京五輪・パラリンピック開催の2020年の2月末の竣工(しゅんこう)後にA棟に本社を移転する。B棟の高層階には高級ホテルを誘致する。多目的ホールや飲食店、物販店舗なども整備する。
同日の起工祝賀会で三井物産の安永竜夫社長は「東京の都市力向上に貢献したい」とあいさつし、三井不動産の菰田正信社長は「皇居に近い恵まれた立地を生かした街づくりや防災機能も高めたい」と話した。災害時の帰宅困難者の一時滞在施設(約2400人)や約2万2000食の食料など防災備蓄倉庫なども整備する計画。
三井物産本社といえば人工池で生まれたカルガモの親子が道路を渡り皇居お堀に「お引っ越し」する姿が話題だった。「かるがも池」の名称が復活するかは未定だが人工池は拡張する見通し。