依田一義の不動産情報111

サンケイビルはこのほど、賃貸マンション「ルフォンプログレ三田」を竣工した。
都営地下鉄三田線・浅草線三田駅から徒歩6分の場所に立地する。鉄筋コンクリート造の地上14階建てで、総戸数は34戸。専有面積は25.03~53.20平方メートル。
同社は2013年度から賃貸マンション事業に参入。2016年7月末時点で8棟497戸を保有・運用しており、5棟456戸を開発中だという。

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依田一義の不動産情報110

アットホームの調査によると、6月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万8109件だった。前年同月比8.6%減となり、4カ月連続のマイナス。東京23区も8045件で、同10.3%減と同4カ月連続で減少した。ただ、単身者向けマンションの成約数は同5カ月連続の増加となった。千葉県では新築アパートを除き減少に転じ、同7カ月ぶりにマイナス。埼玉県ではマンションが牽引して同3カ月連続のプラス、神奈川県は同11.5%減と大きく減少した。

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依田一義の不動産開発情報53

住友不動産は今秋、東京都下の小金井公園に近接する土地で開発中の総戸数922戸の環境創造型大規模マンション「シティテラス小金井公園の第1期販売を開始する。
現地はJR中央線武蔵小金井駅からバス6分・徒歩4分、西武新宿線花小金井駅から徒歩8分。小金井カントリークラブに隣接し、敷地面積は3万1959平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造り9階建て、専有面積は63~88m平方メートル2(2LDK~4LDK)。中心価格帯は4200万円台(70.79平方メートル)。入居予定は2018年3月下旬。

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依田一義のエネルギー情報120

中部電力は20日、首都圏での家庭用電力小売りについて、8月1日から適用する新料金プランを発表した。単身者や核家族の利用が多い30アンペアから契約できるようにするとともに、料金水準も引き下げる。これまでは50アンペア以上の契約が対象だった。
例えば、毎月200キロワット時の電気を使う30アンペアの契約世帯が東京電力から乗り換えたとすると、年間の料金は2892円(5.6%)安くなる。

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依田一義の不動産情報109

オリックス・リビングはこのほど、京都市で2棟の有料老人ホームを開設すると発表した。
「グッドタイムリビング嵯峨広沢」は介護付き有料老人ホームで、全65室。開設予定は10月。
「グッドタイムリビング嵯峨有栖川」は住宅型有料老人ホームで、開設予定は11月。要介護者向けが43室、その他が23室となっている。
今回の2物件で、同社が運営する有料老人ホーム「グッドタイムリビング」は27棟、2260室となる。

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依田一義の不動産開発情報52

トヨタホームとトヨタホームちばは、千葉県市川市で戸建て住宅11棟の分譲を始めた。
総開発面積は1566.5平方メートルで、1区画当たりの敷地面積は106.85~117.89平方メートル。延べ床面積は98.7~110.49平方メートル。最多販売価格は6100万円台。
同グループはこれまで、郊外エリアで数十~100戸を超える大型分譲を中心に事業展開してきたが、都市部住宅地における比較的小区画の分譲に取り組む。

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依田一義の不動産情報108

東京カンテイの調査によると、6月の首都圏・分譲マンション賃料は、前月比2.1%下落の2605円と前月に引き続き下落した。賃料水準が高い東京都で弱含んだうえ、事例シェアも縮小した影響による。都県別に見ると、東京都(3132円、同1.0%下落)は平均築年数が古くなり下落。一方で神奈川県(2060円、同1.2%上昇)、埼玉県(1626円、同1.0%上昇)、千葉県(1551円、同1.0%上昇)は軒並み1%以上のプラスだった。

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依田一義の不動産開発情報51

西武ホールディングスは7月15日、同社連結子会社の西武鉄道を事業主体とする所沢駅(埼玉県所沢市)の東口駅ビル計画について、起工式が同日執り行われたと発表した。2018年から2020年にかけて順次オープンする。
発表によると、所沢駅の線路上空や駅東口の社有地に、現在の駅舎を増築する形で複合施設の東口駅ビルを整備する。地上5階・地下2階の鉄骨造りで、高さは29.65m。延床面積は約11万6000平方mで、このうち約6万6000平方mが増築分になる。約120店舗が入り、約500台の駐車場と約1600台の駐輪場が設けられる。
工期は2018年8月から2020年6月まで。まず駅ビルの北側が2018年春にオープンし、続いて2020年夏には南側の部分がオープンする予定だ。このほか、所沢駅の南西側にある所沢車両工場の跡地(約5万9000平方m)でも、広域集客型の商業を核とした大規模開発を推進するという。

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依田一義のエネルギー情報119

東芝は14日、1時間で燃燃料電池車(FCV)2台分の燃料にあたる水素を製造できるアルカリ水電解式の水素製造装置を開発したと発表した。同社の調べでは、アルカリ水電解式で国内最大の水素製造能力があるという。今年度中にも水素ステーションを取り扱う事業者向けに販売する。

アルカリ水電解式の水素製造装置は電極基材に貴金属を使用していないため、他方式よりも低コストで大型化できる特徴を持つ。東芝は自社の整流器や水素精製技術を水電解技術と組み合わせることで、装置を大型化しても全体のエネルギー効率を低コストに抑えられることに成功した。

今後は環境省からの委託事業で同装置を使った実証実験を行い、今年度中に実用を目指す。国内外で水素を燃料とした電池やFCVなどの活用が見込まれており、東芝は同装置の販売を拡大したい考えだ。価格は量産段階で2億円を想定している。

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依田一義の不動産開発情報50

近鉄不動産・大和ハウス工業・名鉄不動産の3社は7月14日、吹田操車場跡地(大阪府摂津市・吹田市)のマンション建設工事が始まったと発表した。2018年2月以降の順次完成を目指す。
吹田操車場跡地は、東海道本線(JR京都線)の岸辺駅付近に広がる土地。1923年6月、貨物列車の組成・入替を行う操車場として開業したが、1984年2月には鉄道貨物輸送の衰退を受け、操車場としては廃止された。

その後、遊休化した土地の一部を使って貨物駅を整備することになり、2013年3月に吹田貨物ターミナル駅が開業。残りの土地も「北大阪健康医療都市『健都』」として国立循環器病研究センター(2018年度完成予定)や複合商業施設、マンション、公園などが整備されることになった。

3社の発表によると、マンションの敷地面積は1万9807.49平方mで、15階建てと20階建てのマンションが整備される。総戸数は824戸。工区は三つに分かれており、まず2018年2月に第一工区の工事が完成する予定だ。

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