依田一義のエネルギー情報132

九州電力は今秋からオール電化の営業活動を加速させる。住宅で使われるIHクッキングヒーターや電気給湯器「エコキュート」のメーカーと協力した営業展開を家電量販店などで始め、新たなテレビCMもスタートする。

量販店で九電とメーカー名を併記した「コラボのぼり旗」を掲げる。IHのメーカーなどは九電のオール電化営業の中で、自社製品が使われることを歓迎していると九電はみており、さらに協力関係を深める方針だ。

また、オール電化の顧客獲得を狙ったテレビCMも始める。CMは通常15~30秒程度で情報量も限られるため、2、3分程度のドラマ仕立ての動画も作成し、九電のウェブで公開することも検討している。

九電は2011年の東日本大震災後、原発停止による電力不足のため、オール電化の営業を休止していた。昨年の川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)再稼働などで供給力に余裕が生まれ、今年7月から本格的にオール電化の営業を再開している。

株式会社Z-ONE

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