依田一義のエネルギー情報150

東京ガスは3日、タイの天然ガス火力発電事業に参画したと発表した。同社が海外で発電事業に携わるのは4件目で、東南アジアでは初めて。

子会社「東京ガスアジア」を通じ、タイで発電事業を手掛ける「イースタンパワー&エレクトリックカンパニー」の株式28%を、フランス大手トタルのグループ会社から取得した。

イースタンパワー社は、首都バンコク近郊に出力35万キロワットの火力発電所を保有し、発電した電気をタイ発電公社へ2023年まで売電する契約を結んでいる。

東ガスはこれまで、メキシコやベルギーで計3カ所の発電事業に参画。東南アジアでは、ベトナムに液化天然ガス(LNG)の販売や基地建設を手掛ける合弁会社を設立するなど海外展開を加速している。

東ガスは「いずれはガス事業やエネルギーサービスなど日本でやっているような『バリューチェーン』を展開していきたい」としている。

株式会社Z-ONE

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