依田一義の海外不動産情報16

マレーシアへの不動産投資は、世界で最も費用対効果が高い-。こんな見方を英不動産コンサルティング大手ナイト・フランクが示した。マレーシアの不動産市場が比較的安定していることに加え、同国政府が都市インフラ整備を加速し、都市機能が高まっていることなどが要因だ。現地紙ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

ナイト・フランクが世界30カ国・地域を対象とした調査報告書「グローバル・シティズ2017年版」によると、マレーシアの首都クアラルンプールでは総面積約3万6200平方メートルの高級オフィスビル1棟が1億ドル(約104億円)で購入できる。さらに、都市鉄道の整備が進み利便性が良くなっていることも、アジア太平洋域内の他の都市と比べて優位性を高めていると同社のマレーシア担当者はみている。

首都圏への外国企業誘致を推進する政府機関インベストKLは、クアラルンプールが域内でコスト競争力の面などにより多くの外国企業から東南アジアの拠点に選ばれていると指摘する。同機関は2015年までに51の外国企業を誘致、総投資額は59億リンギット(約1477億円)に上る。

株式会社Z-ONE

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