依田一義の国際情勢情報31

イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は任期をさらに3年間延長する可能性は低く、早ければ11月3日に意向を表明するもようだ。英紙が伝えた。

カーニー総裁は5年の任期をあと3年間延長するかどうかの判断を年内に示すことを明らかにしていた。3日に会見が予定されている。

サンデー・タイムズ紙によると、カーニー総裁は同氏を招聘したオズボーン前財務相との関係が緊密で、メイ現政権に対して不満を抱いている。

クラーク・ビジネス・エネルギー・産業戦略相は30日、BBCの番組に対し、カーニー氏起用は「素晴らしい」判断だったと述べた。

29日付タイムズ紙は、カーニー氏が個人的な事情から、18年に退任し、カナダに帰国することを考えていると伝えていた。タイムズ紙によると、18年よりも前の退任も提案されたが、強硬な反対があったという。

イングランド銀はタイムズ紙報道に対するコメントを控えた。

株式会社Z-ONE

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です