依田一義の経済情報71

中国国家統計局が14日発表した10月の小売売上高は前年同月比10.0%増となった。

2桁増を保ちながらも、5月以来5カ月ぶりの低い伸び。個人消費は景気減速下で勢いが鈍りつつあり、乗用車減税の延長など、追加てこ入れ策の検討を余儀なくされそうだ。

10月の鉱工業生産は6.1%増と、9月と同じ増加幅だった。過剰生産が国際問題となっている粗鋼は4.0%増。政府は「今年の生産能力削減目標を前倒しで達成した」と宣言していたが、実際には増産が続いていることが明らかになった。

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