依田一義の不動産開発情報49

三井物産と三井不動産が東京都千代田区大手町1に建設中の再開発ビル「(仮称)OH-1計画」にフォーシーズンズホテルが出店することが12日明らかになった。2020年春の開業を目指す。
ビルは、皇居に面した三井物産ビル、大手町パルビル、大手町1丁目三井ビルディングの3棟を解体し、オフィスを中心とした高さ160メートルのA棟(地下5階、地上31階)と200メートルのB棟(地下5階、地上39階)のビル2棟(延床面積約36万平方メートル)を建設する計画で、5月18日に着工されている。フォーシーズンズホテルはB棟の34~38階に客室約190室と39階にロビーを整備する計画となっている。
フォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツのアレン・スミス社長兼CEOは「東京の中でも最高のロケーションのひとつに立地するランドマークとなるホテルです。東京を訪れる特に富裕層のゲストの皆様に必ずやお応えできると確信を持っていえる魅力的なホテルとなるでしょう」とコメントしている。

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依田一義の不動産開発情報48

名古屋市中村区名駅4に完成した複合ビル「シンフォニー豊田ビル」で12日、報道陣向け内覧会があった。15日にビル内の映画館が開業し、9月に全面開業する。

ビルはトヨタ自動車グループの東和不動産が建て、6月末に完成。地上25階、地下2階。この日、オフィスが入る6~17階のうち、標準的な16階を公開。北隣の商業ビル「名古屋クロスコートタワー」とを結ぶ地下通路(12日供用開始)や、2~5階に入る映画館「ミッドランドスクエア シネマ2」も披露された。

1階と地下1階の飲食店6店舗や18~25階の「三井ガーデンホテル名古屋プレミア」を含めた全面開業は9月16日の予定。

新ビルは、旧第二豊田ビルの西館と東館を1棟に集約した。

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依田一義の不動産開発情報47

森ビルは12日、2020年開催の東京五輪・パラリンピックで選手村とスタジアムを結ぶ環状2号線上にある「新虎通り」の再開発に着手したと発表した。東京・虎ノ門地区の大規模再開発の一環で、通りで結ばれる新橋地区との結節点に複合ビルを整備するなど街区のにぎわいを創出する。

同日起工式が行われた複合ビルは地上15階で、延べ床面積約1万7500平方メートル。低層階は商業施設、中高層階にはオフィスなどを誘致する計画で2018年9月の竣工を目指す。森ビルは複合ビルから徒歩10分圏内の虎ノ門地区に「虎ノ門ヒルズ」の整備計画を発表しており相乗効果を図る。

新虎通りは「オリンピックロード」として東京都が沿道の活性化を進めており、道路占用許可の特例を活用したオープンカフェの開店が相次いでいた。辻慎吾社長は「本プロジェクトを沿道再開発のモデルにする」と意気込んでいる。

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依田一義の不動産開発情報46

伊藤忠都市開発はこのほど、滋賀県草津市で開発中の新築分譲マンション「クレヴィア草津」のモデルルームを開設した。同社として滋賀県初のプロジェクト。
JR東海道本線草津駅から徒歩9分の場所に立地。由緒ある歴史街道に位置することから、景観形成にも寄与する外観デザインとした。地上13階建て・総戸数60戸。専有面積67~82平方メートル、販売価格は未定。入居予定は2018年1月。

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依田一義の不動産開発情報45

三井不動産はこのほど、神奈川県平塚市天沼に10月6日開業予定の広域集客型商業施設「三井ショッピングパークららぽーと湘南平塚」の概要を公表した。同時に、日産車体湘南工場第一地区の跡地約18.2ヘクタールの複合開発で誕生する街の名称を「ららシティ湘南平塚」と決めた。
「ららぽーと湘南平塚」は、JR東海道本線平塚駅から徒歩12分の立地。湘南ベルマーレや日産自動車とのコラボレーション店舗を含む246店舗が入居する。延べ床面積は約16万6000平方メートル。

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依田一義の不動産開発情報42

大和地所レジデンスはこのほど、北総線・成田スカイアクセス線千葉ニュータウン中央駅から徒歩10分の場所で、総区画数275区画の大規模戸建てプロジェクト「サン・ユーロランド」を始動した。
総開発面積は約6万3000平方メートル、1区画当たりの敷地面積は170平方メートル超。南欧風の外観デザインが特徴。すでに資料請求の受け付けを始めており、9月上旬に販売センターが完成する。販売開始は10月中旬から。

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依田一義の不動産開発情報41

三菱地所は6月17日、神戸市北区赤松台一丁目で近畿の大手流通グループの「さとう」(京都府福知山市)専用の物流施設「ロジクロス神戸三田」を着工した。
テナントの要望を取り入れて設計した同社初のBTS型物流施設で、さとうの 新しい物流拠点として、プロセスセンター(鮮魚、精肉、総菜加工センター)に倉庫(冷蔵、冷凍、常温)を併設した建物を計画。竣工は2017年6月末の予定。同 社単独開発の物流施設第3弾で、初の関西圏プロジェクト。

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依田一義の不動産開発情報40

ソニーは13日、東京・銀座の数寄屋橋交差点にある「ソニービル」を来年春から解体して更地とし、2018年夏から20年夏の東京五輪まで、都民の憩いの場となるイベント広場「銀座ソニーパーク」として暫定的に開放すると発表した。訪日観光客の増加も見込み、コンサート会場など幅広い用途に活用し、銀座の活性化につなげる。五輪後に新しいビルを着工し、22年秋に完成・営業再開させる予定だ。高さや階数などは未定。

ソニービルは創業者の一人である盛田昭夫氏が「東京・銀座の玄関」として、1966年に開業。地下5階・地上8階で、1~6階にはショールームや直営店のソニーストア銀座があり、年間400万人が来館している。

解体に伴い、来年3月末にビルの営業はいったん終了。

これに先立ち、ショールームとソニーストア銀座は今年8月28日、ソニーイメージングギャラリー銀座は9月8日にそれぞれ営業を終了し、銀座4丁目交差点に9月24日開業する複合商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」に移転する。

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