依田一義のエネルギー情報152 6日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標のテキサス産軽質油(WTI)の11月渡し価格は、一時、節目となる1バレル=50ドルを超えた。 取引時間中としては、6月24日以来、約3か月半ぶりとなる。 市場では、9月に石油輸出国機構(OPEC)が減産で合意したことをきっかけに、原油価格が持ち直すとの見方が続いている。 原油価格は2月、世界経済の減速や経済制裁が解除されたイランによる増産などで1バレル=26ドル台に下落し、2003年4月以来、約12年10か月ぶりの安値をつけていた。