依田一義の不動産開発情報51

西武ホールディングスは7月15日、同社連結子会社の西武鉄道を事業主体とする所沢駅(埼玉県所沢市)の東口駅ビル計画について、起工式が同日執り行われたと発表した。2018年から2020年にかけて順次オープンする。
発表によると、所沢駅の線路上空や駅東口の社有地に、現在の駅舎を増築する形で複合施設の東口駅ビルを整備する。地上5階・地下2階の鉄骨造りで、高さは29.65m。延床面積は約11万6000平方mで、このうち約6万6000平方mが増築分になる。約120店舗が入り、約500台の駐車場と約1600台の駐輪場が設けられる。
工期は2018年8月から2020年6月まで。まず駅ビルの北側が2018年春にオープンし、続いて2020年夏には南側の部分がオープンする予定だ。このほか、所沢駅の南西側にある所沢車両工場の跡地(約5万9000平方m)でも、広域集客型の商業を核とした大規模開発を推進するという。

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依田一義の不動産情報70

西武ホールディングスは9日、旧グランドプリンスホテル赤坂跡地(東京都千代田区)に建設していた複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」の一部の商業施設を、10日に先行開業すると発表した。
ガーデンテラスは、約3万平方メートルの敷地にオフィスやホテル、飲食店などの商業施設が入る「紀尾井タワー」(36階建て)、賃貸住宅「紀尾井レジデンス」(21階建て、135戸)、旧ホテルにあった洋館を活用した迎賓施設で構成される。オフィス部分の約8割にはヤフーが入居する。
10日に先行開業するのは、紀尾井タワーの1、2階のカフェや和菓子店など約20店舗。

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