依田一義の経済情報57

国土交通省は31日、2016年に日本を訪れた外国人旅行者数が、年初から10月30日までの暦年で初めて2000万人を超えたと発表した。

政府が進めてきた観光ビザの発給要件緩和に加え、航空路線の新規就航や増便、クルーズ船の寄港増加などで、中国などアジア地域からの旅行者が大幅に増えた。政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に4000万人、30年に6000万人の目標を掲げている。

外国人旅行者数は、13年に大台の1000万人を突破し、昨年は1973万人と、ここ数年で急増している。訪日客の消費を経済活性化につなげようと、国や地方自治体がアジア各国を中心に訪日旅行のプロモーションを強化している。経済成長が著しいアジアでは、旅行意欲が旺盛な中間所得層が増えていることも追い風となっている。

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