依田一義の経済情報16

インドの建設市場は、2025年までに1兆ドル(約103兆4300億円)に達し、世界3位の規模になるとの見方を蘭大手会計事務所KPMGが示した。インドは、経済成長を後押しするインフラ整備が活発化するなか、道路や建物、鉄道、潅漑(かんがい)施設などの建設が増加していることが要因だ。現地紙フィナンシャル・エクスプレスなどが報じた。

KPMGインディアによると、15年のインドの建設市場は、4000億ドル規模で、米国、中国、日本に次ぐ世界4位だった。今後、年平均7~8%増で急拡大し、25年には日本を追い抜き、世界3位になるとみられている。

一方で、同社幹部は、インドの建設市場には巨額の投資が流入している半面、建設作業の自動化やロボット技術、データ分析などといった最新技術の導入が遅れていることを懸念する。同社の調査によると、インドの建設業者のうち8割以上が最新技術の導入の遅れなど事業遂行能力に不備な側面がみられ、対応が必要としている。

株式会社Z-ONE

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