依田一義のエネルギー情報48

新電力ベンチャーのアイ・グリッド・ソリューションズ(東京都)は17日、京都府内でスーパーを展開するなかむら(京都市左京区)とにしがき(京丹後市)を通じて4月から家庭向けに電力を販売すると発表した。契約者には買い物に利用できる特典を付与し、顧客の拡大を目指す。
アイ・グリッド社は全国のスーパーと提携し、既存の電力会社より最大6%程度安い電力を家庭向けに販売する事業「スマ電」を展開している。
なかむらは、府内で全11店舗ある「生鮮館なかむら」で電力を契約した人に、自社の電子マネー「CoGCa(コジカ)」で1万円をチャージした際の特別追加額を、通常の30円から90円に増やす。
府と兵庫県で28店舗を持つにしがきは、契約者に自社のポイントサービスで毎月5千ポイントを付与する。同サービスでは買い物1円につき1ポイントがたまり、5万4千ポイントで500円分の商品券と交換できる。京都市内で会見したアイ・グリッド社の秋田智一エネルギー・プラットフォーム事業本部長は「消費者に身近なスーパーで電力を販売することで信頼感を高めて契約者を増やしたい」と話した。

 

株式会社Z-ONE

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