依田一義の不動産情報173

賃貸アパート建設を請け負い、家主から一括で借り上げるサブリース各社が特徴的な物件提案を競っている。背景にあるのはアパート投資の急拡大だ。入居者確保に悩む顧客を支援するため、物件の付加価値を高める必要性が増している。

大東建託は今月、著名建築家を起用した2階建てアパート「プロトタイプ01」を発売した。間取りはロフト付きの1LDKで、アウトドア用品を置ける広い土間や、部屋中央のキッチンが特徴。20~30歳代の共働きカップルが趣味を楽しめる空間を目指したという。

レオパレス21は、部屋の冷房や照明などをスマートフォンで遠隔操作できる仕組みを導入した。今月以降完成する全物件に設置し、単身者の取り込みを図る。

小田急電鉄グループは、無垢材を使うフローリングが得意なリフォーム会社と提携。沿線の家主に既存物件を同社で改修させ、小田急が一括で借り上げる事業を今月始めた。古くなった物件を魅力的に再生し、沿線の人口を増やす狙いだ。

株式会社Z-ONE

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