依田一義の経済情報27

埼玉県内を中心に関東1都6県に店舗展開するスーパー「ヤオコー」(本社・川越市)は10日、神奈川県南部でスーパーの店舗網を持つ「エイヴイ」(本社・神奈川県横須賀市)の発行済みの全株式を取得し、完全子会社化することで合意したと発表した。今後エイヴイの主要株主と買い取り価格などの具体的な交渉を進める。

ヤオコーは、県内に85店舗を持つ地場大手のスーパー。1都6県に150店舗を展開し、「2022年に関東圏で250店舗、売上高5000億円」を目標に、県外への進出に力を入れている。

神奈川県内には10年11月に相模原市に初出店したが、これまでに6店にとどまっている。今回の合意で、神奈川県内での営業を強化したい考えで「双方の経営陣の交流があったことから話がまとまった。低コスト経営の追求など相手のノウハウを取り入れたい」(ヤオコー)としている。

エイヴイは、低価格販売が特徴のスーパーで横須賀市など神奈川県南部に10店舗を展開。16年3月の売上高は483億円で、17億円の最終利益を上げている。【仲村隆】

株式会社Z-ONE

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