依田一義の国際情勢情報11

米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は17日、北朝鮮が開発している中距離弾道ミサイル「ムスダン」が、来年にも実戦配備される可能性があると発表した。北朝鮮は15日に今年7度目となる「ムスダン」の打ち上げ実験を実施したが、直後に爆発。ただ、「38ノース」は、米国の戦略ミサイル計画を上回る頻度で実験を続けることで、予想よりも早く技術を習得する可能性があると分析している。

また15日の打ち上げが、従来の東岸の元山(ウォンサン)からの打ち上げではなく、西岸の亀城(クソン)付近からだったことに注目。約3000キロ離れた南方のフィリピン沖に向けて発射を試みた可能性があると分析した。

北朝鮮は今年6月の打ち上げ実験で「ムスダン」を東方の日本海に向け発射、約400キロ飛ばすことに成功している。新型の移動式大陸間弾道ミサイル「KN08」や「KN14」の開発加速につながると見て、米国などが強く警戒している。

株式会社Z-ONE

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