依田一義の経済情報⑥

大手百貨店4社が3日発表した9月の既存店売上高(速報)は三越伊勢丹ホールディングスなど3社が前年同月と比べて減少した。台風や降雨日が多く、客足が鈍ったのに加え、気温の上昇で秋物の衣料品が振るわなかった。三越伊勢丹は衣料品や宝飾品が低調で4.9%減。訪日外国人客の売り上げも16.9%減った。大丸と松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングは化粧品が好調だったものの、心斎橋本館の建て替え工事の影響もあり8.0%減だった。高島屋も婦人服や紳士服、子供服、食料品などがマイナスで4.3%減だった。一方、そごう・西武は世界的デザイナーの高田賢三氏などを起用した秋商戦向けのプライベート商品が好調だったほか閉店セールなども貢献、0.2%増で7カ月ぶりにプラスに転じた。

株式会社Z-ONE

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です