依田一義の経済情報⑨

マークイット/CIPSが発表した9月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は52.3と、前月の49.2から上昇した。5月以来初めて景況の拡大・悪化の分岐点とされる50を上回った。

住宅建設が回復し、新規受注も持ち直した。過去3年の平均である約60は下回った。市場は49.0への低下を予想していた。

IHSマークイットのエコノミスト、ティム・ムーア氏は「新規受注が3月以来の大幅増となったことで、建設企業の短期見通しは楽観的」と指摘した。一方、「2016年初めと比べて同セクターが引き続き伸び悩んでいる」との見方を示し、投資の低迷とポンド安に伴う原材料の高騰を原因として挙げた。

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